2010年05月07日

タイムマシンは作れるか?

タイムマシン


藤子・F・不二雄の漫画「ドラえもん」でおなじみと言う人も多いタイムマシン
実際「ドラえもんの道具で実際に使ってみたい道具は何か」
というテーマで議論される時には
どこでもドア」などと並び「タイムマシン」をあげる人も多いようです。

そこで「タイムマシン」を実際に作ることはできるのか
という疑問に答えを出してみたいと思います。

ただし、ここで言う「タイムマシン」とは
ドラえもんに登場する「タイムマシン」だけを指すものではなく
人や物を時間を超えて移動させる装置とします。
簡単にいえば人や物を
過去や未来に運ぶことのできるものをタイムマシンとします。

ホーキングとタイムマシン


タイムマシンの実現に関しては
昔から議論が繰り返されてきました。

タイムマシンの実現を可能と考える人は残念ながら少なく
せいぜい、未来の可能性を信じている程度にとどまっています。

逆にタイムマシンの実現を否定する理論は多数あります。
最も有名なのは、車椅子の物理学者として知られる
スティーヴン・ウィリアム・ホーキングStephen William Hawking
による「ホーキングの理論」ではないでしょうか。

これは、簡単に説明すると
「もしこの先いつかタイムマシンが作られたとしたら
誰か一人くらい、この時代にやってきていてるはずだ。
しかし、この世界に未来から来た人なんて一人もいない。
それはタイムマシンなんて永久に作られることがないからだ。」
というものです。

しかしこの理論、実は全くタイムマシンの実現を否定したことにはなっていません。
例えば
「1000年後、100年過去に戻れるタイムマシンが作られるかもしれない」
「過去にさかのぼることはできないが未来に行くことができるタイムマシンが作られるかもしれない」
などの問題に対し何の答にもなっていないのです。
そもそも議論しているのは
タイムマシンを「作ることが可能か」であり
誰かがタイムマシンを実際に作るかどうかは問題ではありません。

ではなぜこのような「穴だらけ」の理論がまかり通っているのでしょう。
元々この理論は、科学的な知識を持たない人にも
タイムマシンが実現不可能であるという事実を納得できるように
わかりやすく解説した単なる説明であり、
正式に科学的な理論ではないのです。

実際、ホーキング
タイムトラベルが不可能であるとする「時間順序保護仮説」を提唱しています。
この仮説は
過去に行くことを許容する閉じた時間線が存在するためには
場のエネルギーが無限大でなくてはならないとするもので
矛盾を指摘される余地のない完璧な理論です。

…と言っても難しくて理解できる人が少ないので
ホーキングの理論が必要になってくるのでしょう。

時間とは


ホーキングの「時間順序保護仮説」によって
ほぼ結論は出ていますが
改めて、
タイムマシンは作れるか」という問題に対しては
タイムマシンを作ることはできない」と言うのが答えです。

そもそも私たちにとって時間の流れとは
時計が進むことによって認識できるものです。
日が昇り、日が沈むことによって
1日と言う時間が流れたことに気付き
大人になり、老化していくことで年齢を重ねたことを実感します。

つまり、私たちは時間そのものを感じるのではなく
時間の経過とともに物事が変化していくのを見て
そこに時間を感じることができるのです。

では時計がなかったら
私たちはどうやって時間の流れを感じることができるのでしょうか。
物事が変化しなかったら
時間はどう定義されるのでしょう。

すべての物質は変化を続けています。
細かいことを言えば
全ての物質は原子で構成され
その原資は常に振動などの運動を続けています。

もし、私たちの周りに変化が起きなければ
それは時間が止まっているのと同じです。

実は時間が経過した分、物事が変化したのではないのです。
物事が変化したから、あたかもそこに時間が流れたように
私たちが勝手に考えているだけなのです。

つまり「1日と言う時間が経過すると太陽が1周する」のではなく
「太陽が1周したので1日が過ぎたと感じる」だけなのです。

時間とは私たちが生活する上で便宜上定めたものであり
元々、時間など存在しないのです。
つまり時間は私たちの頭の中だけに存在するもので
神様や龍などと同じく架空の物なのです。
元から存在しない時間を戻したり進めたりできるはずがありません。
だからタイムマシンを実際に作ることはできないのです。

あえて言えば、
私たちが頭の中に勝手に想像している時間の概念、
進めたり戻したりしたければ
同じように頭の中で勝手に想像するしかありません。

これはもちろん「タイムマシンを作った」とは言えませんが…。

未来の夢「ドラえもんのひみつ道具」


残念ながらタイムマシンを作るという夢は消えてしまいますが
その代わり
どこでもドアなら作れるかもしれません。
現在まだ研究段階ですが
中には分子レベルで成功した、と主張する研究もあります。
いくら努力しても、
作れるものと作れないものがありますが、
未来の技術は夢見ることから始まるのではないでしょうか。
posted by D at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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