2010年04月18日

英語には「驚く」という単語はない

英語には「驚く」という単語はありません。
と言っても何のことかわからないはず。
驚くはサプライズでしょ?と思うのも当然です。

サプライズ。
半分日本語にもなっている単語
確かに驚きを意味しています。
英語で書くとこうなります。

surprise

スペルを間違えやすい単語なので注意が必要です。
スペルについては今日の本題ではないので詳しくは書きません。

では試しに surprise を辞書で引いてみてください。
辞書が手元になくても大丈夫。
最近はYahoo辞書excite辞書Infoseekマルチ辞書などのサービスがあってインターネット上で簡単に辞書を引くことができます。

surprise をYahoo辞書で調べる
surprise をexcite辞書で調べる
surprise をInfoseekマルチ辞書で調べる

お気づきでしょうか。
日本語訳は「驚かす。驚かせる。」となっています。
似ていますが大違い。
「驚く」ではなく「驚かす」

更に詳しく読んでみてください。
書き方は三者三様ですが
「(人を)驚かせる」という意味の他動詞と解説されているはずです。
人を、と書いてあることからもわかるとおり「人」が目的語となります。
丁寧な辞書では主語についての説明もあるかもしれません。
surprise については主語についても特徴的です。
ズバリ!主語は原因です。
原因が主語になるということは
文章として日本語に訳すと
原因が人を驚かせる。
となります。

日本語には日本語の良さがあるように
英語には英語の良さがあります。
そのうちの一つが、このように物事を正確に表現していることではないでしょうか。

実際に、なにも原因がないのに驚く人はいませんよね。
私たちが驚くときには必ず何かの原因があるはずです。
つまり私たちは自発的に驚いているのではなく
私たちは何かの原因によって驚かされているわけです。

例えば、大きな音で驚いた。
驚いた人に自発的な意思はなく、主導権もありません。
ただ単純に受け身の状態です。
文の主語は大きな音。
大きな音が人を驚かせているのです。

今度からは大きな音で驚いた時には
「あぁ、驚いた。」と言わずに
「あぁ、驚かされた。」と言ってみてはどうでしょうか。

surprise の他にも
同じような単語で break などがあります。
日本語では当たり前のように「物が壊れる」という表現をしますが
どんな物も自発的に壊れることはなく
必ず何かの原因によって壊されています。
その原因は人間かもしれないし
老朽化などの現象かもしれません。
物を壊す原因は無数にありますが
物が自発的に壊れているのでは決してなく
しつこいようですが物を壊しているのは何かしらの原因です。

この様に英語日本語では
表現の仕方が全く違うということがたくさんあります。
それぞれに特徴があり
どちらが良いとかどちらが正しいということはありません。

一番理想的なのは
日本語日本語のまま
英語英語のまま理解することではないでしょうか。

英語をわざわざ日本語に訳してから理解するのでは
どうしても文章本来の意味が読み取れないことが多いと思います。

posted by D at 17:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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